赤ちゃんに虫除けスプレーは使っても大丈夫? 安全なディート不使用の虫除けスプレー

春から秋頃までの暖かい季節は、虫も活発に活動するため、赤ちゃんの虫除け対策には一層の注意を払わなくてはいけません。一方で、赤ちゃんに「虫除けスプレー」を使っても良いのか悩んだことはありませんか? 今回は、赤ちゃんに虫除けスプレーを使う際の注意点をまとめました。

赤ちゃんに虫除けスプレーを使っても健康に問題ない?

虫除けスプレーには、虫が嫌がる成分が配合されているため、スプレーをすることによって虫に刺されないように防いでくれる効果があります。

一方で、一般の虫除けスプレーには「ディート」という虫除け効果のある成分が入っており、実はこの成分が赤ちゃんや妊婦さんには良くないのです。

ディートはなぜ危険?

ディートは多くの虫除けスプレーに配合されているのが現実ですが、国民生活センターによると「ディートは一般的には毒性が低いものの、まれに体に悪影響があると報告されている」という成分。

特に免疫力や抗体のない赤ちゃんや、妊婦さんへの使用には十分な注意が必要とされています。

ディートは、最悪の場合、全身けいれんを起こし、精神障害や脳障害を引き起こす可能性もあるとされています。

とある調査によると、マウスに虫除けスプレー1本分のディートを吸わせると、死んでしまったという結果もあるそうです。

各国のディート使用に関する規制

  • アメリカ:赤ちゃんや子どもへの使用には厳しい規制が定められている。
  • カナダ:赤ちゃんを含めた幼児には使用を禁止している。
  • 日本:6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用を禁止している。

上述のように、日本におけるディートの規制が一番ゆるくなっている理由は、厚生労働省での実験によるとそれほど危険性を示す結果が出なかったためとされています。

また、現在日本で売られているディートを含む虫除けスプレーのほとんどは、ディートが3~7%の含有量であるのに対し、アメリカなどの海外製品の虫除けスプレーはディートを70~80%の含有量で作られているそうです。

そのため各国条件が異なり、危険性を比較するのは難しいものの、実際には薬の副作用に対する不安から規約や注意喚起が増えているのも事実です。

ディートで報告されている実際のケース

日本の医師の多くの意見では、それほど高い危険性は指摘していないそうですが、厚生労働省の資料によると以下のような報告がなされているそうです。

  • 3歳の子どもが2週間虫除けスプレーを使用していたら、障害が発生した。
  • イギリスで18件の重度の神経障害の報告がある。
  • 適切な回数の使用でも事故が発生している。

日本では強い危険性は指摘されていませんが、厚生労働省によると「少なくとも6ヶ月未満の赤ちゃんには使用禁止」としていることは確かです。(※1)

ディートを使用した虫除けスプレーを赤ちゃんに使用する際には、充分に気を付ける必要があります。

※関連記事▶赤ちゃんが虫除けスプレーでアレルギーに!?ディート不使用の虫除けが安心!

赤ちゃんの虫除けグッズはディート不使用のものを選びましょう

注意点

ディートに関する表記をチェックしよう

赤ちゃんにも安心して虫除け対策を行うには、ディートを使用していない虫除けを選びたいですよね。

虫除け対策には、虫除けスプレーやクリーム、虫除けシールなど、様々な商品が市販されています。

いずれの製品も、選ぶ際にはディート不使用にこだわりましょう。

虫除けスプレーには成分表示は義務付けられているため、ディートの配合率をチェックすることが重要です。

「ディートフリー」や「ディート不使用」と記載されているかどうかも、選ぶ時の目安になります。

アロアを活用した虫除けを選ぶ

赤ちゃん用の虫除けには、虫の嫌うオーガニックアロマ成分を虫除け成分として使用している物が主流です。

虫除けに有効なアロマ成分は、主に「ハッカ(ミント)」や「シトロネラ」、「ユーカリシトリオドラ(レモンユーカリ)」「ローズゼラニウム」「レモングラス」「カモミール」「ローズマリー」「ティーツリー」などが挙げられます。

ユーカリシトリオドラ(レモンユーカリ)に関しては、アメリカで2005年に米国疾病予防管理センターがディートの代替品として認可するなど、虫除けへの効果が期待できるアロマ成分です。

蚊帳もおすすめ

虫除けスプレーではありませんが、最近では昔の家庭が使用していた蚊帳(かや)にも注目が集まっているのだとか。

赤ちゃんに虫除けの薬剤を使用したり、蚊取り線香を焚くことに抵抗がある家庭で使われているようです。

※関連記事
赤ちゃんに安全な虫除けで蚊を対策!赤ちゃん虫除け8選
「蚊帳」を使って赤ちゃんを蚊から完全防備する方法!

赤ちゃんの虫除けスプレーはディート不使用のものを選ぼう

赤ちゃん 屋外

赤ちゃんの虫除け対策は万全にしたいものの、虫除けスプレーの選び方には注意が必要なことがわかりましたね。

赤ちゃんの夏のアウトドア対策には、虫除けと同様に日焼け対策にも注意が必要です。

虫除け効果が入った、赤ちゃん用の日焼け止めが便利でおすすめです。

赤ちゃんに使用する製品の成分には充分気を付けて、赤ちゃんのお肌と健康を守ってあげましょう。

参考文献※1:厚生労働省「ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について」

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