ジカ熱は日本で発生する?妊婦は要注意なジカ熱の症状と対策

蚊を媒介してウイルスが体内に入り込んでしまう感染症の「ジカ熱」。リオオリンピック開催地のブラジルで流行していることから世界中で話題になりましたが、ジカ熱は日本でも発生するのでしょうか?また、感染時に現れる症状や対策法とは?日本の妊婦や赤ちゃんも注意しておきたいジカ熱について説明します。

日本でも発生するかも?ジカ熱とは

蚊 ジカ熱

ジカ熱は、世界保健機関(WHO)で注意勧告がされて注目が高まっています。2016年夏季リオオリンピックの開催によって注目を集めたブラジルでも、ジカ熱感染が拡大しているとして問題視されました。

ジカ熱はどうやって感染する?

ジカ熱は、蚊が持っている「ジカウイルス病」に感染することで発生する感染症です。潜伏期間は約3日から1週間程度で、その後症状が発生します。また、ジカウィルスは母から子へ感染する「先天性ジカウィルス」の可能性もあります。

ジカ熱は、具体的にどんな症状が出る?

ジカ熱の主な症状として、発熱、頭痛、目の痛み、筋肉痛、倦怠感などが報告されています。しかしジカウイルスを持った蚊に刺されても、60~80%の人は症状が出ないといわれています。一度感染しジカ熱に対する抗体ができれば、二度目の感染はないとされており、症状は比較的軽度で済むようです。

妊娠中の女性は特にジカ熱に要注意!

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ジカ熱の症状は、風邪の症状と同じようにも思えますよね。もしも日本で感染してしまっても、「ジカ熱はそこまで怖くないかも?」と安易に思ってしまうかもしれません。しかし、特に妊娠中の女性とお腹の赤ちゃんにとってジカ熱は大変怖い存在です。というのも、感染が拡大したブラジルでは、ジカ熱が胎児の発育に影響を与えてしまうデータが多数報告されているでのす。

ブラジルではジカ熱の感染が拡大した半年程度で、脳や頭蓋骨が小さく知能に遅れがみられる「小頭症」の新生児の赤ちゃんがおよそ2500人も報告されました。ジカ熱の感染が拡大する前の2010年~2014年まで比べ、約10倍以上の数字です。すべてが明らかになっている訳ではありませんが、ブラジル国内において、これらは妊娠中に感染したジカ熱のウイルスが原因ではないかと疑われています。

ジカ熱は日本にいても感染する危険性がある?

疑問 ?

2016年夏の現在、厚生労働省※によると、日本国内ではジカ熱による感染症の報告はまだされていません。しかし、ジカ熱ウィルスの感染を媒介する「ヒトスジシマカ」は日本においても常在しています。ブラジルほどの猛威ではないにせよ、日本国内でも感染する可能性はゼロとはいいきれませんので、妊娠中の方は特に警戒しておくべきでしょう。

また、妊娠中は、ジカ熱の発症が報告されている国への渡航は控えるようにしましょう。厚生労働省ホームページにて確認することができます。

日本でジカ熱に感染しないために。対策法は?

衣類と虫除けで蚊を対策

ジカ熱に効果的なワクチン・治療薬はまだ開発されておらず、ピンポイントに効果を持つ予防は難しいものです。特に妊娠中の女性は、日本国内でも蚊が多い場所へ出かけるときは長袖・長ズボンを着用し、肌の露出部分を減らしましょう。露出している部分いは、妊婦でも安心して使える天然由来性成分の虫除けスプレーを活用してください。なお、妊婦には「ディート」成分が含まれる虫除けは危険が伴う可能性があるため、使用は控えましょう。

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日本でも他国のジカ熱の情報収集を欠かさずに

リオオリンピックの開催により、ブラジルでのジカ熱のニュースを耳にしたことも多いことでしょう。オリンピックや夏季が終わったとしても、特に妊娠中の女性、また免疫力の低い赤ちゃん・子供は、注意が必要です。日本国外へ行く場合は、ウィルスから身を守るためにも、情報収集と虫除け対策を万全にしましょう。

※参考文献:厚生労働省「ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて」
※参考文献:厚生労働省「ジカウイルス感染症の流行地域」

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